GPLv3 2nd draft & LGPLv3 1st draft are out

ということで出ました。すでに手元には届いていますが、これを書いている時点では公式サイトには反映されていないみたい。でもきっと間もなく載るでしょう。

GPLv3の2nd draftについてはざっとは見ました(細かいところはまだ)。で、いろいろコメントしたいのですが、うーん…。もう少し考えさせてください。とりあえずの見所はやはりDRMがらみの第3項の変わりっぷりと、第9項のタイトル(というかcontractという表現が文中から消えた)あたりでしょうか。

ちなみに、私自身は、正式版はともかくdraftの段階では訳すつもりがないと言い続けてきたのですが、諸般の事情により(rationaleも含めて)全部訳すことになりました(他の方がやるのはもちろんご自由に)。各国語訳の法的な地位というか扱いをもう少しきちんとしようという動きもあります。ちょっと待っててね。

それより、同時に出たLGPLv3の1st draftには驚いた。先日のバルセロナでRMSが言っていた通りではあるが(考えてみたらQ4を質問したのは私)、LGPL2と比較すると分量にして三分の一になってしまいました。ここまで短くなるとはねえ。完全にGPLv3におんぶにだっこのライセンスとなったわけです。これは正しい方向だと思う。