Firefox 24の機能を反映した「SeaMonkey 2.21」がリリース

 The SeaMonkey Projectは9月17日、Webブラウザやメールクライアント、ニュースリーダーなどを統合した総合インターネットアプリケーションスイート「SeaMonkey 2.21」をリリースした。Linux、Mac OS X、Windowsに対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 SeaMonkeyはWebブラウザ「Netscape Navigator」にメールクライアントやHTMLエディタなどの機能を統合した「Netscape Communicator」の後継とも言える総合Webブラウザ。Webブラウザ、電子メール、ニュースグループ、IRCの各クライアント機能、HTML編集ツールなどで構成される。アドオンによる機能拡張も可能。

 Firefoxのリリースと同タイミングでのリリースが行われており、バージョン2.21は8月に公開された2.20に続く最新版となる。メッセージの受信日によるスレッドオプション、デフォルトでニュースポストの削除などが可能となった。タブ毎のタスクバープレビューオプション、デスクトップ通知のサポートも加わっている。

 Mac OS X 10.7移行で利用される新スクロールバーのサポート、画像タイリングとスケーリング関連のSVGレンダリングの強化、W3Cタッチイベントサポートの無効化、アプリケーションまたはプロファイルディレクトリから読み込まれるSherlock形式のファイルのサポート削除など、「Firefox 24」で加わった機能強化も反映されている。バグの修正により安定性も強化された。

The SeaMonkey Project
http://www.seamonkey-project.org/