米Linspire:ソフト追加サービス「CNR」を無料化

 米Linspireは30日(米国時間)、同社のLinuxベースのOS「Linspire」用のダウンロード・インストールサービス「Click ‘N Run」(CNR)の基本コースを無料にすると発表した。また、年内にオープンソース版のCNRクライアントをリリースする計画。

 CNRは、さまざまなアプリケーションなどをクリック操作で選択してインストールできるもので、ソフトは2000種類以上を用意している。Linuxでのアプリケーションのインストールは、ある程度の専門知識が要求されることが多く、簡単なCNRはLinspireの最大の売り物となっていた。

 年会費19.95ドルの「CNR Basic」コースを無料化し、上位サービスの「CNR Gold」(年会費49.95ドル)は引き続き提供する。また、過去60日以内に「Basic」の料金を払ったユーザーは自動的にアップグレードされる。Linspireと、オープンソース版の「Freespire」で利用できる。

 また、オープンソース版のCNRクライアントは、次期バージョン「Freespire1.1」の一部として公開する予定。オープンソース化によって他のディストリビューションに採用される可能性もある。【高森 郁哉/Infostand】

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